哀愁漂うような

差込むピンク

ピンク色のね
頬をした
可愛い女の子に
会ったんだ

女の子は俯きながら
僕にこう言った

「お元気で」

僕にはその言葉の意味が
よく分からなかった

無いのだ

どうでもいい事なんて
きっと
一つも。

オレンジ色

オレンジ色のね
毛をした
可愛い
可愛い
子猫をみたの

塀の上に座って
ずっと
夕焼けソラを眺めてた

その目がね
夕焼けと一緒の
オレンジ色に染まって
とても綺麗だったから
しばらくその子猫に
見とれていたの

気付いたら夕陽も沈んで
星がソラから降りてきてた

一瞬目を放した間に
子猫はドコかに行っちゃってて
急に寂しくなって
走って帰ったの

これが帰りが遅くなった理由
まだ拗ねてるの？

ねぇ
明日晴れたら一緒に
夕焼けを眺めに行きましょう

またあの子が
いるかもしれない

オレンジ色の
可愛い
子猫ちゃん

青赤色

悲しみが
ソラから降ってきて
情熱は
後退する

朱色の竜

暴れる姿は
踊っている様に

幻想的で
美しく

終夏

そろそろ
楽しかった夏も終わり
やがて秋が来る

わたしとあなた
幸せにすごした時間
また離れ離れ

次ぎ逢えるのは
銀色の冬